- 2011.12.10
京都国際マンガミュージアムに立ち寄りました
広島での原画展設営の帰りに京都国際マンガミュージアムで開催中の「少女マンガの世界 〜原画’(ダッシュ)10年の軌跡〜」に立ち寄ってきました。
この展覧会は、マンガ家の竹宮恵子先生と京都国際マンガミュージアムが共同研究を重ねてきた、精巧な複製原画・原画’(ダッシュ)プロジェクトの10周年を記念した展覧会となっています。このような展覧会に参加させていただけることに、あすなひろし企画室としてとても感謝しています。
実際に原画を並べて比較しても肉眼では識別不可能なほどの精巧さは、マンガというジャンルが、日本を代表する文化として世界から注目される中でマンガ自体の研究も更に活発化していく上で、 原画’(ダッシュ)プロジェクトはその中核的役割を果たすように感じました。また 原画’(ダッシュ)の存在によって、なかなか容易に観ることの出来なかった(掲載誌では計り知れない情報量が詰まった)原画の世界を、こうして鑑賞できる機会が社会的に増えてゆくことはとても喜ばしいことだと思います。
以下、「原画’(ダッシュ)」プロジェクトのページです。
http://www.kyotomm.jp/about/imrc/project/project.php
この日は閉館間際での滑り込みでしたが、当館の研究員で、あすなひろしがいつもお世話になっている倉持さんに案内してもらい、メインの展覧会である「赤塚不二夫マンガ大学展」もご案内いただきました。時間が無く駆け足でしたが、赤塚不二夫先生やっぱり天才でした。本気で観るなら丸一日は欲しいほど楽しく密度の高い展示内容、そしてマンガ家を研究的視点で展示会構成をする試みは、インテリアや展示会のデザインを本業とする私にとって、とても勉強になりました。
「少女マンガの世界 〜原画’(ダッシュ)10年の軌跡〜」オフィシャルサイト
http://www.kyotomm.jp/event/exh/gengadash10th.php
「赤塚不二夫マンガ大学展」オフィシャルサイト
http://www.kyotomm.jp/event/spe/akatsukafujio_cmex2011.php